丹波国 式内古社
神楽谷の深い杜に抱かれた、天宇受売命の宮。
古来より受け継がれる魂振りと鎮魂の祈りが、ここに息づいています。
沈んだ生命力を揺り起こし、本来の清らかな気力と活力を蘇らせ、心身を安らかに定めます。
表現の源泉たる神楽の祖神として、芸道や技芸の向上、創造力の開花を見守ります。
天地に笑みと光をもたらした神徳により、人との良き調和と日々の福徳を結びます。
滞った邪気を祓い清め、事態を好転させて新たな前進の道を開きます。
「魂を揺り動かし、いのちの光を呼び覚ます」
神代の昔、天照大御神が天岩戸に籠もられ天地が暗闇に包まれた折、自ら神懸かりとなって力強く舞い、神々を沸き立たせて光を取り戻したのが天宇受売命です。
その舞はただの芸能にとどまらず、沈んだ気力を揺り動かして生命力を蘇らせる「魂振り(たまふり)」、乱れた魂を安らかに定めて本来の健やかさを取り戻す「鎮魂(ちんこん)」の根源とされています。
日々の暮らしの中で心が立ち止まったとき、静寂な杜に囲まれた神前にて息を調え、内に眠る力を呼び覚ます祈りの場として尊ばれています。
佐地神社(さちじんじゃ)は、平安時代の法典『延喜式神名帳』にその名を留める丹波国氷上郡の格式ある式内古社です。
山深き神楽谷の清流と樹々に囲まれたこの地で、古くは坂上氏ゆかりの伝承や「神楽大明神」の別称とともに、郷土の平穏を守り継ぐ産土神として篤く祀られてまいりました。
境内には、丹波の名工「中井権次一統」の流れを汲む精緻な社殿彫刻が刻まれており、静かな佇まいの中に職人たちの気迫と祈りが今なお息づいています。
| 神社名 | 式内 佐地神社(さちじんじゃ) |
|---|---|
| 御祭神 | 天宇受売命(アメノウズメノミコト) |
| 鎮座地 | 〒669-3803 兵庫県丹波市青垣町小倉575 |
| 参拝時間 | 境内参拝自由(終日) |
| 主な祭礼 | 例大祭(秋季大祭・10月) |
| 交通アクセス |
北近畿豊岡自動車道「青垣IC」よりお車で約10分 ※境内に参拝者用の駐車スペースがございます。 |
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